読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

島村楽器 神戸三宮店 シマブロ

島村楽器 神戸三宮店スタッフによるイベント情報やお知らせなどを発信するブログ(シマブロ)です。

スタッフ川田の音楽と理科 ~2時間目 乾電池編~

こんにちは、小学生の頃はよくミニ四駆を改造し走らせて遊んでいました。スタッフ川田です。
電子楽器にも使用される電池
f:id:shima_c_koube:20160619201404j:plain
今日はその電池の中でも最もポピュラーな乾電池について少しお話させて頂きます。

1時間目はこちら
koube.shimablo.com

乾電池のしくみ

乾電池のしくみを知る前に下の絵をごらんください。

f:id:shima_c_koube:20160619195728j:plain
絵がヘタですみません。。。

この絵(図)をどこかで見かけたことってありませんか?
おそらく一度は見たことがあるかと思います。
夏休みの自由研究で題材として使った方もいるのではないでしょうか?
レモンと銅版と亜鉛版を利用して電気を発生させる
通称:レモン電池
実は乾電池は、このレモン電池とほぼ同じ原理で電気を発生させているのです。

マンガン?アルカリ?

f:id:shima_c_koube:20160622113906j:plain
最近ではニッケル水素電池リチウムイオン電池などが普及し、
私たちの身の回りの電子機器(スマートフォンなどの携帯電話等)にもつかわれています。

では、マンガン電池やアルカリ電池は何がちがうのか?
実はあまり知られていないのですが、アルカリ電池の正式名称は
アルカリ・マンガン乾電池
なんです。
マンガン電池もアルカリ電池も共に
プラス極材料に「二酸化マンガン」、マイナス極材料に「亜鉛」を使っています。
この二酸化マンガンの「マンガン」から「マンガン電池」という名称がついたのがわかります。
一方、アルカリ電池はマンガン電池とほぼ仕組みが同じで、
マンガン電池の電解液は塩化亜鉛水溶液であり、ほぼ中性。
アルカリ電池は水酸化カリウムが強アルカリ性なので「アルカリ電池」という名称がついたのですね。
アルカリ電池はマンガン電池を進化させた電池なんです。

乾電池?缶電池?

漢字のテスト問題で乾電池を「缶電池」と答えてしまう人や、「なんで"缶"じゃなくて"乾"なの?」って思ってる方も多いかと思われます。
まあ、見た目が思いっきり"缶"なんで「電気の缶詰」と勘違いしてもおかしくはありませんよね。
という文字から何かがいていると想像がつくと思いますが、
マンガン電池の電解液は塩化亜鉛水溶液なのですが、プラス極材料の二酸化マンガンと炭素粉を塩化亜鉛で練り固めた物になっているので、液体ではなく固体になっているので"乾電池"と名前がついたそうです。
じゃあ"湿電池"もあるのか?
あります!
充電できるいわゆる"充電池"は二次電池といわれ湿電池(湿式電池)なんです。
なのでリチウムイオン乾電池とはいわず、リチウムイオン電池かリチウムイオン二次電池というそうです。

マンガンよりアルカリがいいの?

アルカリ電池はマンガン電池を進化させたものとご説明させていただきました。
「じゃあパワーが長続きするし容量も多いアルカリ電池でいいじゃん」
そう思いますよね?
でもマンガン電池にもメリットがあるんです。
マンガン電池は暫く使わないでいると、微量ですが回復します。
なのでエアコンのリモコンや壁掛け時計にはマンガン電池の方が向いているんですね。
今のアルカリ電池は改良が進み、液漏れも少なくなりましたが、長時間入れっぱなしにしておくと液漏れをおこし、電解液の水酸化カリウムが強アルカリ性なので肌に触れると危険なんですね。

簡単にまとめると
ちびちび使うならマンガン電池
ガッツリハイパワーで使うならアルカリ電池
といったところです。

楽器は?

「歪みエフェクターにはマンガン電池が良い」
と良く言われるのですが、実際のところ賛否両論です。
ここからは川田的解釈なのでとばして頂いてもかまいません。
ホントは読んでほしいです。ハイ

エフェクターが出だした頃の9V電池というのは、個体差があり中には10V近く出ていた物もあったそうです。
今でこそマンガン電池とアルカリ電池の価格差はそんなに大きな差ではなくなりましたが、当時アルカリ電池は高価な電池でした。
マンガン電池をエフェクターに使用する場合1回のスタジオ練習で使い切る事が多いですし、アルカリ電池だと液漏れや使っていない間にも放電してしまい結果として損をしてしまう、そういった面でもマンガン電池の方が都合が良かったのではないでしょうか?
実際、マンガン電池とアルカリ電池で音の比較をした事がありますが、どっちが優れているとかでは無く、好みで分かれるような差だと感じました。
また、アルカリ電池は使えなくなるまで電圧の低下が少ないですが、マンガン電池は最初と最後ではかなりの差があります。
その電圧の違いで生じる音の違いも弾いてて楽しいですからね。無くなりかけの電池で鳴らすと音にパワーは無いですが柔らかい音になります。

現在の国産アルカリ電池はほとんど液漏れしない様に作られているので安心してご利用くださいね!

最後に

f:id:shima_c_koube:20160622164527j:plain
さてコレはなんでしょう?

9V乾電池の中身です。(絶対にマネはしないで下さい!!!)
細い乾電池が6本直列で配線されています。
乾電池1本の電圧が1.5Vなので、
1.5v × 6 = 9v
なので9vになるんですね。



この記事が皆様の音楽ライフの手助けとなればと思います。


いかがでしたか?
以上で第2回を終了させて頂きます。

1時間目はこちら
koube.shimablo.com

もっとみる

© Shimamura Music All rights reserved.