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BASSNINJA今沢カゲロウ氏インタビュー!Vol.3

BASSNINJA今沢カゲロウ氏独占インタビューVol3

8月13日(土)島村楽器神戸三宮店にて今沢カゲロウ氏ライブ&セミナーが開催されました!セミナー後、カゲロウさんに独占インタビューさせていただきました。今回はVol.3を掲載いたします。

Vol.1はコチラから、
Vol.2はコチラからどうぞ!

今沢カゲロウ氏

BASSNINJA今沢カゲロウ氏独占インタビューVol.3

今沢: やっぱりお金ないっていって、自ずとコンサートチケットは買わなくなってしまうし、CDとかはレンタルしたり友達に借りるようになってしまう。でもコンサートを生で観たことによって、その人の20年先が変わってしまうぐらいの力があると思うんです。とくに若い子達って感性が鋭敏だし、その子のセンサーが敏感であれば、本当に人生を変えると思うんです。先人って言うのはそうやって伝えていくものだと思いますし、それだけの力を持っていると思うんです。だからお金がないというのもよくわかりますけど、少しもったいないですよね。

僕も過去を振り返ってみて、「これ観なかったら自分の人生どうなってたんだろう」とか、「この人に出会ってなかったら自分は今何をやっていただろう」とか思うことってよくあります。でも今の自分の人生の充実度を考えると、そのとき本当ケチらなくってよかったなって思います。BASSNINJAって呼ばれてないかもしれないです。

相澤: 動画を観たという長崎の10代前半のお客様が、“今生で見ないと後悔する!”といって親の引率で飛行機に乗って名古屋まで公演に来てくれたことがあるとおっしゃっていましたが、それってすごいことですよね。

今沢: すごく大切なことですよね。本当に嬉しいです。

僕は旅をしているので、同じ街には年に1回行けるか行けないかという感じにはなってしまいますが、ひとりでも若い子が、僕を観たことによってなにか感じてくれたらなって、思うんです。

本当になんでもいいんです。パン屋さんを始めたいとか、新しい学問勉強しようとか、今やってるスポーツで大会に出たい、とか。世の中やりすぎることはないんだ、とか、やりたいことにストッパーをかけちゃいけないとか。僕のクリニックを観に来て、感じられる要素ってたくさんあると思うんです。ジャンルは違えど、次のきっかけになる要素ってあると思うんで、そういうのも含めて色々な街にいってるんです。

会場が大きかったりすると、直接話せる機会がなかったりするんですが、島村さんのクリニックは距離が近いし、終わったあとも話が出来るし、いいことがたくさんですよ!

川口: CD買ったら虫の絵も描いてもらえちゃう!

今沢: もちろん!笑  

ぜひこの機会に参加して欲しいです。嬉しいことに、僕のお客さんはリピーターが多くて、クリニックで北海道に行ったら全ての店のクリニックに来てくれて、更にライブまで来てくれたりとか。で、毎回質問してどんどんいろんなものを持って帰ってるんですよね。教則本も毎回持ってきてくれて、昆虫の絵がどんどん増えていくんです。笑

すごい人は20匹くらい描いてますからね~

相澤: 20匹!すごい!!今日のセミナーでも教則本持ってる方いらっしゃいましたね!

今沢: そうなんです。嬉しいですよ。
基本的にライブ&セミナーって言ってますけど、いわゆるクリニックって形ではなく「ベースの楽しさを伝えたい」ということなんです。「ベースってこんなに面白い楽器なんだよ」ということをベースをやってない人にも伝わるようにしたいので、内容は結構自由にやらせて頂いています。。

川口: そういえば、今若い子達の間でアニソンが流行ってますが、今沢さんもアニソンとか聴くんですか??

今沢: 実は今回、「ハンザ」をつくるにあたって色々聴きました。あとサウンドトラックとかも気に入ったものはかなり聴きました。やっぱり必要な音楽なんですよね。まず、その曲自体に即効性があるんです。一度聴いたら何度でも聴きたくなる、自分自身をアゲるために何回でも繰り返してノンストップで聴いてしまう。そんなチカラをもった音楽だと思います。

アニソンって【オイシイとこどり】だと思うんです。でも一昔前まで【オイシイとこどり=ダサイ】みたいな考えもあったんですよね。気持ちを高揚させるジャンルっていくつかあって、例えばトランスとかメタルがそうだとして、トランスにはトランスのアゲ方があってメタルにはメタルのアゲ方があるけど、トランスとメタルを一緒にしちゃうとちょっとなぁ・・・って感じになっちゃうんです。トランスとメタルを一緒にして、気持ちを高揚させるようなボーカルがのっちゃうと、あまりにも具沢山になっちゃって聴いてる人もおなかいっぱいになっちゃうから、ちょっとマイナスワンくらいでやらないといけない、というのが少し前までだったんですよね。
でも恍惚感がある要素を全部入れて更にBPMあげて、っていうのが今のアニソンの形だと思うんです。ということはそこには本当の中毒性があって、聴いてる人もとにかく気持ちを上げたいと思っている。

今回僕は「ハンザ」を創るにあたって音楽のメカニズムやシステムに関しては13ヶ月かけましたけど、一刻も早く出すべきだと思ったのはやっぱり震災の影響でした。「とにかく人の心をアゲる音楽を創りたい、明日から働かずにいられないと思う音楽を創りたい」と思って前向きな気持ちの音楽を創ろうとしたときには、やっぱり色々なアニメの音楽全般も参考資料にさせて頂きました。

相澤: ハンザはアップテンポの曲が多いですね。

今沢: そうなんです。ファンクとかファンクじゃないとかもうほとんど関係なくて、アガれればいいので。それはそれで独自の中毒性がありますね。ハンザの中にsplashmanという曲が収録されていますが、そういう意味では最も新境地というか、今までやった事がないような事をやってるんですけど、それはまさにそのような要素ですよね。即効性がある音楽って、例えばUnderworldがあって一方でメタルなんかだとDragonForceがあります。じゃあ、UnderworldとDragonForceが合体したらどうなるんだろう、ジャンルがバラバラですよね。だけどあえて容赦なくぶつけてみたら、結構クセになりそうというか。そういうのを意識して創ったのがsplashmanなんです。例えば今回この作品を聴いてくれた方が、「今沢ダサくなったんじゃない?」って思ったとしてもそれは確信犯です。笑

ただやっぱり、一回聴いた曲を何回も聴きたくなるような、それこそ収録曲は少なくてもいいからその代わり一曲一曲がとにかく癖があるというか、何度も繰り返して聴いてしまうような曲にしたかったんです。アニソンのファンがアニソンを聴いた時に感じるような要素を持った類の・・・。

川口: でもアニソンって、アニメを見る前にオープニングが始まってその曲を聴くことによってすごくワクワクしてアニメを見ますよね。そう考えるとアニソンを聴くとアガるというのは自然ですよね。

今沢 そうなんですよね。 加えてあのBPM感と背後にある視覚描写の合わせ技ですよね。

相澤: じゃあ今回のハンザという作品は、今までとは全く違った作品ということなんですねー。

今沢: 明らかに違いますね。SFっぽいアレンジや色彩感は、昔の作品から流れとしてあったと思うんですけど、昔はもう少しベースに特化していたというか。普遍的にいろんな人の心を高揚するということに対しては、少しフックが掛かっていたというか、フィルターが通っていたという気がするんです。色彩的なこと以上に演奏面のほうにクローズアップされている作品も少なくなかったと思います。今回に関しては構想に1年以上掛かっていることプラス、僕のことを知らない人が聴いても、この音がベースだとかギターとか関係ない、という人が聴いても、とりあえずアガった、とりあえず明日から働きたい!と思えた、そういった即効性があるところが一番の違いですね。

(独占インタビューVol.4に続く・・・coming soon!!!!)
8月10日に発売となった今沢カゲロウ氏14枚目の作品、「Hansa / ハンザ」はコチラからチェック!!!

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